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第86段 従業員の感性を力にする
 テーマ 優れた商品をつくる) 平成15年9月15日

●ひとりより大勢の意見のほうが正しい

 社長は、だれも助けてくれないから自分で結論を出すしかないが、商売は売れたほうがいい。そこで考えなければいけないのは、多くの人たちが「いい」と思う商品をつくることだ。社長ひとりだけの意見ではなく、従業員を巻き込むようにすれば、多数の意見になり、成功する可能性が高くなる。

 ただし、従業員は積極的に意見をいわないから、いってもらうような仕組みをつくらなければならない。その仕組みは簡単だ。単純明快なアンケートが一番手っ取り早い。

 私の事務所では、名刺やホームページのデザインなどは、すべてアンケートで決めている。たとえば、3つぐらい案があれば、いいか、悪いかを○、×、△で従業員に判断してもらう。そうすると、みんなが自動的に発言することになる。その中で一番支持されたものを採用し、私の意見は捨てる。

 名刺ならば、渡した瞬間いいと思ってもらわなければ仕方ない。ホームページでも同じだ。そのためには多くの人の意見が必要になり、従業員が増えれば増えるほど、従業員の感性が力になる。男性、女性、正社員、パートタイマーなど、いろんな人が30人いれば、30人の意見がまとめられる。

●いい、悪いの判断は素人でもできる

 私がやるのは、コンセプトを定義して、案が出てくるまでの叩き台の段階までで、その後の判断は従業員に任せる。プロは善し悪しを論理的にするが、素人は感性で行う。理由はなくても、いいか、悪いかは判断できるのである。

 アンケートでは、私の意見はまったく伝えないで、気がついたところがあれば、すべて書いてくれといっている。ここの文字は大きいほうがいいなど、積極的な従業員はたくさんコメントする。こうしたコメントはプロから見て、ズレていてもいい。なぜなら、名刺やホームページでも見て感じるのは、プロではなく、素人だからだ。

 同票になったときには私が決めているが、臨機応変に対応している。あるときは、私が5案の中から3案選んだものが同票になり、残っている2案もあったため、もう一度アンケートを行った。結局、加えた1案に票が集まり、私がいいと思ったのは、一番票が集まらなかった。

 正直いって、私の心中は穏やかではなかったが、商売は万人がいいものがいいから、割り切る。そうすれば、私ひとりの感性ではなく、組織の感性を外にぶつけていることになる。


 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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