社長の道 仕事の徒然草

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バカ社長論
節税クリニック エース会計事務所 公認会計士 税理士 山田 咲道
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税理士 国税六法 タックスナビゲーター

第125段 始める前に、徹底的に考える
 (
テーマ 商売の王道を知る) 平成16年6月14日

●商売の基本「熟慮断行」

 私は昔から将棋が好きである。最近はあまり指す機会はないが、将棋は勝負事。張りつめた空気の中で、長期間にわたって結論を出し続けるという強い精神力を持つ将棋棋士に憧れがあるのかもしれない。

 偉大な将棋棋士である大山康晴第十五世名人が扇子や色紙に揮毫(きごう)した「助からないと思っても、助かっている」を第81段で触れた。

 今回は、当世で一番強い人といわれている羽生善治名人。彼が揮毫しているのが「熟慮断行」だ。羽生は、1996年、将棋界に7つあるタイトル制覇。前人未到の偉業を成し遂げたあとも、数々の記録を更新。まだ大山には追いついていないが――。

 「熟慮断行」も私が好きな言葉で、物事を始める前に、徹底的に考えるということ。商売の基本でもある。まず一生懸命考える。必死で考え、悩む。

●シミュレーションすることが成功のカギ

 なぜ、一生懸命考えるのかといえば、物事が始まると後戻りができないからだ。後戻りできないから、始める前に、いろんなことを考える。そのときに、考えるだけだったらタダ。お金は出て行かないから、他の仕事をやりながら、いくらでも考えることができる。

 考えることによって、将来的なコストが下がり、利益が上がる。だからこそ、徹底的に考えるのが、非常に重要なのだ。徹底的に考えていれば、物事がスタートしたときにも、すぐ次の手が打てる。核がないと、派生して考えてないから、揺らいでしまう。従業員が動いているのに「どうしよう?」と社長が悩んでいれば、止まっている時間の人件費がムダになる。

 イラク戦争でも、アメリカはあらゆる状況を想定して、布石を打っている。Aの状況になればXをする。BになればY、CならばZと、その数が多ければ多いほど、常に素早く対応でき、勝つことができる。成功の第一歩は、すぐにやることではなく、まずは考える(シミュレーションする)ことである。


 文責 山田 咲道(お仕事…募集中
     エース会計事務所 公認会計士・税理士


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