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第265段 失敗する事業継承の事例
 (
テーマ 大局から経営を考える) 平成19年2月19日

後継者指名したあとが問題

 会社を存続させるには、いかに有能なトップに引き継ぐことができるかにかかっている。現実的には難しく、9割以上の会社が失敗している。よくあるケースをご紹介しよう。

 生え抜きの常務を後継者指名して、65歳で会長になった。大抜擢された50歳の社長は、中期計画をつくり、それに沿った組織の再編成やコスト削減、従業員のやる気を引き出す人事施策を柱に、意気揚々と取り組んだ――。そこで社長の出鼻をくじくのが会長だ。会長は自分のやり方で後見してほしいという思いが強いため、社長を全否定するのである。

社長を追い出し、会長だけが残る

 コスト削減をするために、社長がIT化を積極的に行うと、「お礼はメールではなく、必ず手紙で送るように」と会長が細かいことに口をはさむ。会長と社長とは多くの場合、10〜20歳ぐらい違う。

 時代とともにやり方や考え方、感性が違うのは当たり前であり、ましてや別の人間だ。社長が変われば、お客さんも変わってくる。会長の時代に一番のお客さんの売上が6掛け、7掛けに下がると、「どうなっているんだ」と怒鳴る。

 会長は事業が存続できるように社長を一生懸命、教育しているつもりでも、「後継者いじめ」を行う。最終的には、嫌気が差した社長と会長が対立して、「オレの会社をむちゃくちゃにしやがって……」と会長が社長を全従業員がいる前で解雇。追い出してしまう。

 従業員がついていくのは、仕事ができる社長だ。社長は自分の会社をつくり、従業員を採用する。そして会長だけが残る。「オレがやれば、10年は持つ」と頑張っても、会長が認知症になったり、足腰が弱って歩けなくなったりした時点で、会社の寿命は尽きてしまう。


 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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(一言)

 シャウトは、いけません。






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