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第374段 儲かる会社30 儲かる会社の社長は平然としている
 シリーズ 儲かる会社、儲からない会社 平成21年3月23日

●従業員が社長の顔を見るとき

 の事務所では平成19年、同時期に数人の社員が退職したときがある。仕事を回せなくなり、リスクを考えると最悪「倒産するかもしれない」と頭をよぎった。

 順調なときには、社長は元気に振る舞っていられるが、このように情勢が悪くなると、どうしても暗くなる。情勢が悪いときほど、従業員は「どうなるのだろう」と社長の顔をよく見る。そのとき、どういう態度をとるのかリーダーには重要だ。

●励ますのか、感情をぶつけるのか

 こういうときの対処法は2つある。私は「残っている従業員を大切にするしかない。断らなければ仕事が2倍になる。それはできない」と決意して、退職する従業員の担当していたお客さんを断ることに決めた。もうひとつの方法は、残った従業員に期待して、引き継ぎをする方法だ。

 社長が焦って行動すると、離れようとしているお客さんを引き留めようとしたり、顧問料を上げる交渉したりしやすい。その分、従業員に負荷がかかる。

 は忸怩(じくじ)たる思いで、お客さんを断ったわけだが、その感情を従業員にぶつけたら、さらに状況は悪くなる。情勢が悪いときには、社長は平然としていなければならない。「みんなを疲労させないために、仕事を断った。ちゃんとやってくれれば、決して潰れないよ」と励ました。


 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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