■第405段 理想的な雇用スタイルを考える
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成22年2月1日
●欧州の企業で定着したワークシェアリングだが…
2008年秋から雇用情勢が悪化し、雇用維持策の一つとしてワークシェアリング(仕事の分かち合い)の議論が高まっている。ヨーロッパの企業で行われている時短勤務や昇給・賞与の支給停止により、雇用を維持する方法だ。しかし、これだと付加価値の高い人間のヤル気を失うことになりやすい。
それよりも、第404段で触れたように人件費の割合を「給与3:賞与7」にしていれば、業績が悪くなっても、雇用は維持しやすく、また成果主義であれば、会社に価値を与えた人ほど給与が高くなり、ムダがない。
●優秀ならば正社員になれる
年功序列では、価値を提供していない人たちがたくさんの給料をもらっていることに加えて、解雇しづらいという日本の労働契約上の問題があり、若者を正社員として採用できない理由になっている会社も多数ある。そのような状況下で一時的な労働力として、派遣社員や契約社員を受け入れた企業が多い。
企業は厳しい生存競争にさらされている中、労働者の意識も変わらざるをえない。正社員と非正規社員も生存競争の一部と認識すべきだろう。優秀な派遣だったら、正社員にならないかと誘われているだろうし、契約社員を試用期間として使う企業も増えているから、問題がなければ正社員として採用されているはずだ。労使の甘えは今の時代、通用しなくなっている。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
自由競争社会は、厳しい。
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