■第577段　新入社員は新聞を読むべし
　（テーマ　己を鍛える）　平成２９年５月１日

●「速い・きれい・無料」の三拍子そろった新聞

　２０代にとって新聞を読むことは重要である。新聞をとっていないから新聞を読まないという考え方は危険だ。新聞を読むのに、新聞をとる必要はない。ヤフーなどのネットニュースのアプリをインストールすれば十分である。コンテンツが充実しているうえ、無料だ。
　私自身、日本経済新聞の電子版とヤフーニュースのアプリを愛用している。日経のアプリは有料なうえ、内容的に難しい記事も多いので、新入社員のハードルは少し高い。ヤフーニュースのアプリなどで毎朝、出勤前に読むようにするといいだろう。

　ヤフーニュースには各新聞社からデータが提供され、ダイジェストの記事がたくさん並ぶ。必要なら詳細な記事も読めるし、関連記事で掘り下げていくこともできる。以前はインターネット上でニュースを読んでいたので、速度が遅く、大変だった。アプリで読めばものすごく速く、ストレスがない。
　いろいろなニュースアプリがあふれているが、ヤフーニュースは情報の幅が広く、機能が優れているので気に入っている。文字量が多くて情報が豊富、写真もきれいだ。映像情報も見られて非常に優れものである。情報はどんどん更新され、各媒体の切り口を比較でき、しかも新聞のように場所をとらない。となると、普通の新聞を読む必要がない。

●新聞をコミュニケーションツールに有効活用

　新聞を読み慣れない若い人は、最初はスポーツ中心でいいだろう。スポーツ嫌いな人はほぼいないから、営業先で野球やサッカーなど、最新のスポーツ情報が役に立つ。浅田真央の引退や大谷翔平の故障などのニュースを知らなければ、相手とコミュニケーションがとれず、仕事にならない。アメリカがシリアをミサイル攻撃したニュースなど、そのときどきの話題のトピックスも知っておいたほうがいい。読む時間としては通勤途中で十分だ。読む癖をつけて習慣化していけば、速く読めるようになる。

　自分の興味のあるテーマをピックアップできるクリップボード機能も素晴らしい。気になるテーマをクリップすると、毎日新しく記事を集めてくれる。
　自分の勤めている会社が上場企業なら、会社をセレクトしておけば、外部情報が一目瞭然だ。好きな歌手やスポーツ選手をクリップしてもいいだろう。
　ネットやスマホでタダで新聞が読める時代がやって来た。購読していないことを読まない言い訳にはできない。基本的なスキルとして毎日読むのが社会人の正しい心得である。

　文責　山田　咲道　公認会計士・税理士
　中央区の税理士　エース会計事務所　会社設立できる公認会計士　東京都

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