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第28段 坪効率は机上の空論に過ぎない
 (
テーマ 優れた商品をつくる) 平成14年8月5日

●なぜ坪効率が重視されるのか?

 坪効率とは、1坪当たりの効率のことで、具体的には「1坪当たりの売上」「1坪当たりの利益」のことを指す。経営者やバイヤーがこれらの数字を重視するのは、売り場を広げれば、いっぱい売れる。飲食店ならば、イス・テーブルを増やせば、もっと客が入るという発想があるからだ。

 しかし、こうしたことはお客さんにとっては関係がない。売り場を広くしても、お客さんが来なければ儲からない。いい店かどうかは、広さとは関係がなく、立地、味や品揃え、価格、接客、雰囲気などで判断される。そう考えると、坪効率は結果としての経営指標にはなるが、その数字をもとに経営行動はとれないということがわかるはずだ。

 よくありがちなのは、経営者が店長に「“坪効”が悪いじゃぁないか」と叱ること。店長は「すいません」と謝ることはできても、具体的にどう改善していいのかわからない。これは、日本語がわからない外国人に、怒るのと同じことだ。外国人は、怒っていることは話しているトーンでわかるが、謝っていいのか、どうしていいのかわからない。

●重要なのは坪効率ではなく、原価計算

 私は、坪効率を判断基準にはしない。利益が出ていればいいからだ。実際に「1坪当たりの売上、1坪当たりの利益を上げるにはどうしたらいいでしょう?」と聞かれても、答えようがない。

 坪当たりに対して賃借料がかかるから、そうした発想になるのだが、売上と利益を1坪当たりで考えることにムリがある。坪効率の良し悪しは関係ない。店が広ければ儲かるとは限らないのと同じように、設備がよければ、あるいは金をかければ儲かるものではない。月末に1坪当たりの売上を計算し、翌月の目標額を掲げたとしても、実際はそうはうまくいかない。

 坪効率よりも重要なのは、原価計算である。坪効率にとらわれていると、
「収入(売上)−支出(仕入、経費)=利益」
を忘れてしまう。これがつねに頭に入っていれば、利益を出すためには、仕入である「直接原価」と経費である「間接原価」を含めた原価計算をきちんと行わなければいけないことがわかる。


 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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