■第54段 中古の備品は得か? それとも損?
(テーマ バックオフィスを効率化する) 平成15年2月3日
●統一された雰囲気をつくれるか?
最近、事務機器、厨房機器や什器などが揃うリサイクルショップが増えているが、開店開業時にそれを購入するのは、どうなのだろうか?
新品で購入しても、中古でも経費になる。しかし、机やイス、キャビネ、テーブルや応接セットなど、統一的なカラーで事務所の雰囲気をつくるのは新品でないと難しい。中古で購入すると、色や形がバラバラになり、そういう会社だと見られてしまうから、“安物買いの銭失い”になる。黒字になってから買い換えるつもりならば、最初から新品で、気に入ったものを購入したほうがずっといい。
来客が多い会社で、応接セットが安っぽく、使い込んでいる感じがすれば、それだけで悪いイメージを与えて、営業ロスになる。汚い事務所には頼みたくないと思われたらアウトだ。大切なお客さんを迎え入れるのであれば、応接セットだけではなく、空気清浄機や観葉植物など見栄えも考えたほうがいい。
●いいものは、買い換えないで済む
資産は、いいものをひとつ1つ積み上げて使っていくことが基本だ。一流なものは、大切に使うし、いつまでも陳腐化しない。買い換えなくても済むから、トータルで見れば、安い買い物になる。そういうものを揃えていくことが、プラスになり、黒字になる原則だ。少し脱線するが、会社の財産となる従業員、人脈でも同じことがいえる。優秀な従業員、いい人脈を大切にしていけば、関係が長続きして、付加価値を生む。
話を戻すと、開店開業時にお金を使うのは勇気がいるが、ケチって安く済ませた人とは儲けが違ってくる。ただし、全部にお金をかける必要はない。お金をかけなければいけないところなのに、安く済ませようとするのは、いい結果を生まない。
飲食店ならば、フロアにはお金をかけるべきで、裏方の厨房機器は中古でもいい。設備類は従業員の効率にも関連してくるから、それと見栄えを考えながら優先順位をつけていかなければならない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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