■第154段 困った従業員と外注先
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成17年1月3日
●「はい」と、素直に命令に従っても……
会社という組織に属している限り、正当な理由がない限り、部下は上司の命令に服従するのが基本ルールだ。「○×を○日にやってくれよ」と上司にいわれたときには、「はい、わかりました」といって従わなければならない。
会社には、このような素直な社員ばかりではなく、
「どうして、私がやらなければいけないんですか?」
「いま手一杯で、できません」
などという社員もいる。しかし、結果的にきちんとやり遂げれば、命令は通ったことになる。
タチが悪いのは、「はい、わかりました」といって、陰では「こんなのやってられない」と不満をこぼし、すぐに取り組まない。そして、やっつけ仕事なのに、「一生懸命にがんばりました」という社員だ。
加えて、「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」もしない。恥ずかしながら、弊社にもこのような社員が以前いて、怒ったことがある。
●日本は、仕事に対する甘さがある
「お前、ちゃんとやっていないじゃないか。この仕事をやるのに、私に相談しなければ進むわけがないだろう」
「山田さんに聞くのが、怖いから聞けませんでした」
このいい訳に、あきれ返ったことがある。「聞かない」というのは、仕事をしている振りをして給料をもらっていることだ。本人は、自分が詐欺状態にあるということを、まったく認識していない。
これは社長と社員の関係だから許されるが、通常ビジネスでは許されない行為だ。取引関係で行ったら、関係が終わってしまう。
取引先から、「○日までにやってください」と頼まれて、その日までにできなかったら、言い訳は通用しない。当然、次の仕事はないし、ヘタをすれば、損害賠償になる。つまり、日本のビジネス社会では、社外と社内では大きく異なり、それをわかっている社員が少ないのが、大きな問題だ。
加えて、日本は口約束が多いため、仕事の途中に「やはりできません」とドタキャンしたり、納期に間に合わなかったり……。こういうことを平気でやる会社もある。ビジネスには、アメリカのような契約社会のほうが適している。社外でも社内でも変わらないからだ。
私は、こういう甘えた社員には、懲戒して改善しない場合は、解雇の通知をしている。またドタキャンする会社とも二度とつき合わない。「やる」といった仕事はやるし、「やらない」といったものはやらない。「YES」「NO」を明快にしていくべきだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
破門じゃーーーーー。
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