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■第310段 儲かる会社21 儲かる会社の社長は普通
（シリーズ 儲かる会社、儲からない会社） 平成１９年１２月３１日
●壁をつくらないようにする
ある程度の社会的成功を収めると、一般の人と壁ができる。たとえば、大学時代の友人が集まり、ひとりだけ有名企業の社長で、それ以外の人は平社員だとしよう。平社員だけであれば、酒を飲みながら、気軽に会社のグチを話せても、社長がひとりいると上司の悪口や部下の文句をいうことができなくなる。ただでさえ妬み嫉みの対象になるのに、その社長が意見したり、高級な時計やスーツを身につけていくと「やっぱりエリートは違うな」と嫌味をいわれる。
社長と従業員の関係を考えても、その距離が遠いと、社内の生の声が入ってこない。その距離を縮めて、話しやすい社長、風通しのいい雰囲気にしたほうが意見は入りやすくなる。偉そう、気難しいと思われたら、誰も何もいってくれない。普通の人のつくり込みが必要になるというわけだ。
●普通の暮らし、普通の格好が良い
儲けたからといって、社長が何十億円の豪邸を建たり、豪遊するなど派手な生活をしていてマスコミから注目されると、強盗に入られたり、家族が誘拐されたりするなど、事故に巻き込まれかねない。加えて会社の業績が良いときには持ち上げられるが、業績不振、あるいは不祥事が起こると、さんざん叩かれる。目立って良いことはひとつもない。
横柄、鼻持ちならない、お金持ちなのにケチなどと陰口を叩かれるよりも、普通の暮らしをして、普通の格好をして、普通の人でいたほうがずっといい。わかっている人は意識して普通の人になっている。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
（一言）
ただのおっちゃんが、一番いい。
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