■第375段 儲かる会社31 儲かる会社の社長は喜怒哀楽を顔に出さない
(シリーズ 儲かる会社、儲からない会社) 平成21年3月30日
●心を悟られないようにする
従業員にとっては仕事が倍になるのも、仕事を断って売上が落ちるのも困る。売上が落ちれば、家賃や給料を貰えなくなるかもしれないという危機感を抱くようになるからだ。社長は負けているときでも部下を信じて、能力を100%発揮させるように闘っていくしかない。その際、リーダーに必要なのは、第373段で引用した『天と地と(中)』の中の「武将の重要なる資格の一つが喜怒哀楽を顔に出さないこと」である。
喜怒哀楽を出すと、心を悟られる。人間だから弱いが、それを出さないようにする。そういう武将の下にいて、はじめて「兵は確然として不動の心で十分の戦闘力を揮い得る」わけだ。
●感情をコントロールする
負けているときに、従業員を励ましつづけるのは難しい。励まそうとすると、顔が強張(こわば)り、声が上擦る。これでは逆効果になるため、無理して励ますよりも堂々としているほうがいい。
部下の力を発揮させるために効果的なのは、常に感情を抑え、淡々としていること。上司が感情の起伏が激しい「気分屋」だと、「今日は機嫌が悪いようだから、会話しないようにしよう」などと部下は顔色をうかがうことが増え、能力を発揮するところまでいかない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
目上に突っかかる者は、気宇の小さなものだ。(岡田虎二郎)
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