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■第437段 志とは６ 道は近くにあり
（シリーズ 志を立てる） 平成２３年６月６日
分かってしまえば、志を立てることはいつでもできます。分からなければ、一生立てることはできません。また志は大きな会社でなくても、いつでも実現できます。小さなパン屋でも、美味しいパンを作って、人々を幸せにすることは、いつでも出来ます。お店など無くても、美味しいパンを作って、家族や友達を幸せにすることも、志の実現の第一歩と言えます。道は近くにありというのは、このことを言うのです。
それでは会社で行う意味は、何でしょうか。それはより多くの人をより幸せにするためです。個人と会社では、その規模や出来ることが違います。素晴らしいパンという意味は、美味しいのはもちろんのこと、品質も一流で値段も安いモノであればあるほど喜ばれます。そのための品質にこだわった材料のできるだけ廉価での仕入、それを仕入製造販売する優秀な従業員という人材の確保などの専門性、さらに大量生産よる多くの人たちへの供給を考えれば、個人と会社のできることの違いは、明らかです。
志は、終りのないものです。先人達の努力によって既に世の中には、素晴らしいパンは数え切れないほど存在します。また新しいパンを開発することも、いつでも無限の可能性を持っており、いつまでも終りはありません。
志を実践実行していく過程として、お金を稼ぐこと、コンクールなので優勝して日本一になること、どんどんお店を増やして多くの人に素晴らしいパンを提供して行く必要があります。これらの表面的な行動から見ると、夢や野望となんら変りがありませんので、両者の違いを分かりにくく、混同する原因になります。しかし志を持つ社長にとって、それらは過程あって決して目的ではありません。つまり夢や野望は本末転倒している状態なのです。その実現は困難なのは、先にお話した通りです。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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