■第549段 人の役に立つ
(シリーズ 仕事を楽しむ) 平成28年3月7日
●仕事の本来の目的は
仕事を楽しくするにはしっかりした社会としての価値観を身につける必要がある。大事なポイントは以下の4つである。
@人の役に立つ Aいい仕事をする Bみんなで楽しむ C収益を上げる
仕事の一番の醍醐味は、なんといっても人の役に立つことである。仕事は本来、お金を稼ぐためのものではなく、人の役に立ち、その結果としてお金をいただくものだ。
人の役に立つのは簡単ではないが、最も次元の高い価値観である。社会人とは、人の役に立つ人間のことを指す。お客さまに限らず、友人、先輩、後輩、上司、同僚、部下、家族、親戚など、自分の廻りにいる人すべての役に立つことができる。
たとえば監査役は取締役を見張る立場であり、不正をやめるよう進言すると再任されない可能性がある。あるいは報酬が低くなったり、トラブルが起こったりするかもしれない。しかし、それを恐れていたら仕事にならず、何のための監査役なのかということになる。
かといって、安易な忠告でトラブルを起こしても会社のためにならないので、バランスをとりながら信念を貫き、言うべきことは言う。大変なことだが、与えられた使命をシンプルにやるのがいい。
●役に立てば感謝される
言われたことを何でも鵜呑みにするような低レベルの仕事は勉強不足も甚だしい。その場限りの隠ぺい工作などはもってのほかだ。いい仕事をきちんと積み上げられないと結局、お金にならない。世の中は安くていいもの、洗練されたものを期待している。しがらみに負けて品質が落ちるとその分、お客さまに大事なメッセージが伝わらないため、お金を稼げなくなる。「報酬が少ない」と手抜きをするくらいなら、仕事を受けてはいけない。
上場会社の役員でさえ、人の役に立つという観点で物事をみていない人が多い。100人、1000人、1万人の神輿に担ぎ上げてもらうのがリーダーとなるべき人材だ。なのに、人徳がなかったり、責任を取らない体質だったりするせいで、神輿に乗ることができない。また、いくら頭がよくても、「俺の実力だ」と言ったら、その時点で凋落していく。物事には表も裏もあり、成功や喜びのかげに失敗も苦労もある。
しっかりとお客さまの役に立てれば、お金だけでなく、感謝という対価もいただくことができる。感謝はあとからついてくるということがわかるかどうか。お客さまからの「ありがとう」という言葉こそ、仕事の最大の喜びであり、楽しみである。周囲から引き立ててもらえる人は、きちんと感謝できる人である。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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