■第669段　Web会議システムでおすすめなのはZoom
　（シリーズ　コロナ禍のテレワーク）　令和３年４月５日

●２０１３年に始まったクラウド型Web会議システム

　Zoomを使い始めたのは、コロナ騒ぎが始まった２月くらいからだ。
　クライアントの要請で最初に使ったWeb会議システムはCisco Webex Meetings（Webex）だった。使い勝手に大差はない。
　Webexはアメリカ、Zoomは中国なので、「中国は怖い」と血迷ったことを言ってセキュリティの問題でZoomを攻撃する人がいるが、GoogleもGmailを勝手に見ている。「Googleはよくて、中国はけしからん」というのは、アメリカの理屈だ。

　Web会議システムはZoom以外にもいろいろ試したが、Zoomが一番軽くて安定している。最大１０００人のユーザーが同じ会議に参加でき、最大４９人の映像を１台の端末画面に表示させることができる。Zoomはクラウド型のサービスなので、インターネットに接続できるパソコンとWebブラウザ、マイクとスピーカー、Webカメラがあれば、会議が行える。それらは、大抵のノートパソコンに内蔵されている。

●スマホやタブレットで参加が可能

　Zoomは、Android端末、iPhone/iPadに対応しているので、スマートフォンやタブレット用のアプリをインストールすれば参加できる。
　私はエクセルやPDFなどを共有して画面で見せるため、パソコンでWeb会議に参加するが、所員にはスマホで参加してもらう。打ち合わせだけならスマホで十分で、何の問題もない。この先、さらに洗練されて、よくなっていくだろう。所員が事務所で近くに座り、クライアントとZoomで打ち合わせするのは便利なものだ。

　Zoom以外のWeb会議システムの欠点のひとつは重いということである。Skypeなど、すごく重い。もうひとつはスマホなどにインストールできないことがある、ということだ。スマホ、タブレット、パソコンそれぞれ、多様なバージョンがある。スマホにはiPhoneもあればAndroidもあり、バージョンによっては入らないなどのトラブルが発生する。
　あらゆる環境で安定的にインストールできないといけないうえに、軽いことが条件だとすると、Zoomが圧倒的に優れている。

　文責　山田　咲道　公認会計士・税理士
　中央区の税理士　エース会計事務所　会社設立できる公認会計士　東京都

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