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第483段 仕事が遅い[その3:スピードを経営の一番の軸におく]
 (
シリーズ お役所しごと番外) 平成25年5月6日

組織がとろいと一流営業マンもお手上げ

「組織がとろい状態」をわかりやすくシンプルに説明すると、「ファックスで注文が来るのに、ファックスをチェックしないから、受注のチャンスを逃す」という状態を指す。
 注文が本社に来る→本社が1日ファックスを見ないで翌朝見る→出荷の注文ファックスを工場に送る→工場もファックスを翌朝見る、この流れだけで、2日ロスすることになる。さらに、「注文は1週間まとめて、土曜日に一気に対応しよう」といった悠長な事態は、もってのほかである。

 優秀な営業マンがどんなに一生懸命、受注を取っても、会社がとろければお手上げである。だからといって、営業マンが直接、工場に電話で発注してしまうと、「なぜ自分を飛ばして勝手なことをしたのか」と、アホな中間管理職から大目玉を食らうことになる。
 また、「うちの製造部門はとろいんだから、営業のみんなが気を吐くしかないだろう」と社長に発破をかけられ、営業マンが猛烈にがんばったとしても、肝心の社長が中を全然仕切れなければ、どうしようもない。

営業マンがとろいと会社は消滅する

 もちろん、営業マン自身がとろいケースもある。たとえば、Mサイズの注文を受けたのに、メモもしないで、「わかりました、すぐに送りまーす」と、Lサイズを送るように工場に指示をしたら、それで一発アウトである。時間だけではなく、発送費用も無駄になる。
 間違った商品が届いた客からクレームを受けたとしても、「明日でいいよ」と引き延ばして対応がどんどん遅くなれば、取り返しのつかない状態になる。まともなフォローができなかったら、取引は終了する。
 受注した最初の段階で、きちんと注文をとりきれていなければいけない。企業として生き残れるかどうかは一瞬で決まってしまうのだ。

 スピード経営とは何かということすら理解できていない人が多いが、大事なのはスピードに対する意識と総合力だ。想像力もいるだろう。まずは、スピードを経営の一番の軸においてみることから始めてみてほしい。
 総合的に見て、とろい会社は日本にたくさん存在する。その原因はさまざまなので、とろさから脱却できるよう、社長は特に気持ちを引き締め、スピードを意識しながら率先して一つひとつ改善していくことだ。最初から完璧な組織などないのだから、自分の弱点を見つけて徐々に克服し、乗り越え、高めていくしかない。


 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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