■第683段　登山は仕事に役に立つ
　（シリーズ　登山に学ぶ）　令和３年１１月１日

●山は季節によって顔が違う

　登山はおもしろい。まず、景色がいい。高さ６３４メートルの東京スカイツリーに対し、高尾山の標高は５９９メートル。高尾山頂から、ちょうど東京スカイツリーと同じくらいの高さからの景色を楽しめる。２０００メートル級の山の頂なら、壮大な眺望が広がる。
　２０１８年５月に八ヶ岳の編笠山に登ったときは天気がすごくよくて、景色が美しかった。私の本格登山の始まりだ。もう何度も登っているが、最初の天気を越えられない。

　実家が山梨だから、八ヶ岳に登ることが多い。編笠山、赤岳とたくさんの山があり、登山ルートも多い。季節によって表情が異なり、バリエーション豊富で飽きることがない。
　百名山を制覇したいという人は多い。メインルートを登ったら確かに百名山達成に違いない。だが、百名山に登るより八ヶ岳を季節ごとに制覇する方が中身が濃いと私は感じる。
　青年小屋など、魅力的な山小屋もいっぱいある。風呂はないが、普通では会えないような個性的な面白い人と山小屋でたまに出会えるのも楽しい。

●持久力と精神力を高める

　思ったより登山にはまり、月に１、２度は出かけている。足腰が強く、体力がないと登れない。そのために、１週間に１度は無理なときもあるが、２週間にいっぺんぐらい、普段から走っている。腹筋もして、体を鍛えている。
　ビジネス同様、継続的な耐久力がポイントだ。登山をすると持久力が異様に高まる。最初はけっこう苦しいが、慣れていくと、その状態が当たり前になる。

　登山は旅行にしては極めて安い。１泊１万円くらいの山小屋代しかかからない。鈍行で行けば、電車賃も安上がりだ。かかるのは食事代ぐらいで、ベリーチープな趣味である。
　健康維持の面で非常に仕事に役立っている。たくさん歩く有酸素運動だから、高血圧にいい。山に行くためにがんばろうというモチベーションが生まれ、ご褒美になる。精神的なメンタリティが復活し、充電できる。登山に行くと調子がよくなるのだ。
　仕事ばかりではエコノミックアニマルになってしまう。登山はこの先も、できれば続けていきたいものだ。

　文責　山田　咲道　公認会計士・税理士
　中央区の税理士　エース会計事務所　会社設立できる公認会計士　東京都

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