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第713段 年末の損益クロス取引の注意点
 (
シリーズ バリュー株投資のススメ) 令和5年2月6日

株価の変動

 年末の損益クロス取引をするにあたっては、いくつかの注意が必要だ。
 含み損の銘柄を売却して、また買い戻すことを損出し、逆に含み益のある銘柄を売却して買い戻すことを益出しというが、損出しや益出しの売却と買い戻しは同日に行ってはいけない。
 同日中の株の損益計算は平均単価で計算されるため、損出しできる金額が小さくなってしまうからだ。そのため、日をずらして、翌日以降に買い戻しをした方がいい。

 同日中に同じ銘柄を売り買いするのであれば、株価変動をさほど気にすることもない。しかし、翌日になると株価が動いてしまう可能性があり、前日と同額である保証はない。そのリスクはある。
 しかし、1日や2日で大きく変動するわけはない。できるだけ高く売ってから、1日くらい空けて冷静になり、売った価格以下の安い金額で買い戻せばいい。あるいは、売却した翌日にあまりにも株価が大きく上昇してしまったら、下がるのを待ってから買えばいいし、買い直さずにただ損切りするというパターンもある。

株主優待取得の条件

 このリスクを回避するためによく使われるのが、現物株の売却と同時に「信用取引で同数量の買い注文」を出す手法で、売りも買いも価格が確定するので安心だ。しかし、出来高が少ない銘柄や取引株数が多い場合などは仮装取引、相場操縦が疑われることがある。
 何より信用取引自体、コストがかかる上に怪しくて、おすすめできない。多少の変動くらいは気にせずに、翌日以降にタイミングを見て現物をシンプルに売り買いすればいい。

 最近は株主優待に長期保有の条件を設ける企業が増えている。損益クロス取引で保有株を全部売却すると、株主番号が変更されて保有期間がリセットされてしまう恐れがある。信用取引クロスは株主優待を取得するためのテクニカル的な側面が大きい。
 しかし、株式投資において株主優待は二の次だ。全売却で株主番号がリセットされるからと損益クロス取引を見送るのは愚行だ。株主優待はおまけだと割り切った方がいい。

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※投資にはリスクが伴います。ご自身の判断で行ってください。
※株の情報は令和4年11月11日現在のものです。
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 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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