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第714段 年末の損益クロス取引のポイント
 (
シリーズ バリュー株投資のススメ) 令和5年2月20日

含み益を残していく

 バリュー株投資を実践していると必ず配当がもらえる。たとえ何も売買せず、売却益がなくても、配当収入の分はプラスになる。例えば、利回り4%でトータル1500万円の投資をしていれば、年間60万円の純配当が手に入る。それを60万円マイナスしている銘柄と年末の損益クロス取引で相殺して損出しできれば、源泉所得税分が戻り、その分を再投資できる。同じ銘柄を買い戻すのだから、ずっと保有している状態と変わりはない。

 要は配当と含み益をどんどん貯めていって、損が出たときに配当と相殺すればいいということだ。含み益には税金がかからないが、売却すると税金を2割ほど取られてしまう。いかに税金を払わないかが大事なのだ。
 年間の配当と売却益の合計額は証券会社の特定口座損益(譲渡益税)明細などで確認できる。損益クロス取引で合計額を損と相殺すれば、税金を抑制することが可能になる。

証券会社をひとつにまとめておく

 100万円の利益なら税金で20万円くらい取られてしまうところを100万円の損と相殺すれば20万円が戻ってくる。税金が安くなった分、全体の再投資額が大きくなる。含み益と同額の損をかぶれるから、安定して長期で持てる。
 含み損の銘柄は心理的に売りづらく、株価が購入時に戻るまでつい保有し続けてしまう。株価が戻って利益が出たら売るという利益先行型の考えになりがちだ。
 しかし、利益が出ている銘柄を売るのではなく、逆に含み益が出ている銘柄を残していく。年末が近づいてきたら、そういった思い切りが大事になる。

 同一の証券会社の「源泉徴収ありの特定口座」に配当等を受け入れれば、特定口座内の譲渡損失と損益通算してくれるから確定申告の必要がない。別の証券会社とは損益通算ができないため、複数の証券会社で株取引をすると確定申告の手間がかかり、不効率だ。
 移管手数料を取られるとしても口座をまとめた方が効率的だろう。SBI証券や楽天証券など、手数料の安い証券会社の口座をインターネットで開設すればいい。「源泉徴収なしの特定口座」には配当等を受け入れられないので、「源泉徴収あり」を選ぶべきだ。

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※投資にはリスクが伴います。ご自身の判断で行ってください。
※株の情報は令和4年11月11日現在のものです。
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 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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