■第731段 副業でスキルアップする
(シリーズ 個人の財産形成) 令和5年11月6日
●事業所得で青色申告を目指す
残業は収入を増やす方法の一つではあるが、メインの収入源となる勤務先ではできるだけ残業をせず、副業をすべきだ。勤務先で残業代を多くもらったとしても、半分は国に搾取されてしまううえ、社会保険料が増えてしまうだけだ。
勤務先を1つ増やしてアルバイトで掛け持ちしたとしても、一定の労働時間や賃金を超えない限り、副業で稼いだお金の方には社会保険料がかからない。
できれば副業は給与所得ではなく、ノウハウ系の事業所得にするといい。仕事を早く切り上げ、ウェブライターなどの仕事をアルバイト感覚で始めてみるのもいいし、アロマセラピストのような資格を取得して外注で仕事をすれば、青色申告をすることができる。
事業所得のある個人事業主には、青色申告特別控除がある。所得から最大で年間65万円の控除が受けられる。月々5万円ちょっと、年間65万円を稼いでも税金がかからず、追加で社会保険がかかることもない。生活残業をして国に5割をとられるのがいいか、月に5万円ずつ稼いで青色申告して税金ゼロのどちらがいいかといえば、答えは明らかだ。
●個人事業主の経費に上限はない
個人事業主として青色申告ができると、パフォーマンスが大きい。仕事上の作業や打ち合わせのために喫茶店でお茶を飲んでも、当然経費になるからだ。個人事業主の経費に上限はなく、事業に関わる支出であれば、交際費もすべて経費にできる。経費が多いほど課税所得が低くなり、支払う税金の額も低くなる。
もちろん、何でも経費にできるわけではない。売上に対して接待交際費が多すぎるなど妥当性に欠けると、税務署から指摘を受ける可能性もある。
青色申告特別控除を適用するには「継続性があり相応の人力や設備を投資している」という前提がある。雑所得として認定されると青色申告はできないから注意が必要だ。
副業は自分のスキルや経験を活かし、自由な時間に収入を得ることができる方法だ。さらに投資を行えば、長期的に資産を増やすことができる。
財産形成は、本業、副業、バリュー株投資という3つを組み合わせるのが最強だ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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