■第663段 スペースが財産
(シリーズ 己を鍛える) 令和3年1月4日
●会社にも大掃除が不可欠
書類やパソコンなど、会社にある不要なものは全部捨てる。使わないものはどんどん処分する。いまやものを捨てるにもお金がかかる時代だ。産業廃棄物になるし、書類の溶解にも費用がかかる。「いつか使うかも」と考えず、使わないものは基本的に捨てていく。
なかにはいつか使うものも、もちろんある。取っておくべきものと捨てるべきものとの切り分けが絶対に必要だ。
それには大掃除が効果を発揮する。年末に自宅の大掃除はやっているだろうが、会社はどうだろうか。エース会計事務所では、年末は一日中、大掃除をする。年末に終わらなければ、正月明けも徹底的に大掃除をして、きれいにする。そうしないと、税務書類や調書類が山積みになり、仕事の効率がものすごく落ちてしまう。
5年後、7年後、10年後に溶解処理できるものは分けて箱詰めし、倉庫にしまい、いつでも取り出せるようになっている。開業以来、永久保存版の税務書類もある。契約がきれたお客さんの書類も全部残してあるのだ。処分するものとしないものを分けて収納する行為を膨大な時間かけて行う。後から仕分けするより時間がかからないはずだからだ。
●捨てられない人は整理ができない
「いつか使うから」とダンボールや紙袋を捨てられない人もいるが、宅急便が来て、ダンボールからものを出したら即ゴミとして捨てなければいけない。「捨ててしまったら次に使うとき買わなくてはいけなくて、もったいない」ととっておいても一生使わない。そうやって溜め込んでいくと、スペースがどんどん失われていく。スペースは財産なのだ。それに気づかない人が多すぎる。
また、机の上が汚い人は往々にしてパソコンの中もひどい。デスクトップに未整理のファイルが溢れ、本人は使えても、他の人にはお手上げだ。新人には同じパソコンをセットして渡すが、1年後にはもう原型をとどめていない。メールを管理できない人もいれば、わかりやすくフォルダを作って整理している人もいる。捨てられないのと整理できないのはセットである。捨てられない人が整理できないわけだから、異様に効率が悪い。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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